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「半沢直樹」内部データ入手 サラリーマンの支持は意外にも… [ドラマ]

「全国の銀行員の9割が見ている」なーんてことが、まことしやかに囁かれるぐらいである。視聴率29%、今期最高値をマークする日曜劇場「半沢直樹」(TBS)が、企業戦士の憂さ晴らしにひと役買っているのは間違いない。

 日刊ゲンダイ本紙は同ドラマに関する内部調査資料を入手――。TBSとビデオリサーチが放送回ごとに視聴者構成比を性別と年代別に割り出したもので、言ってみれば、「番組の上客は誰か」を明白にしたデータである。が、ある回のデータを見てみると実に意外な結果が……。

 堺雅人が演じる主人公「半沢」と同世代(35~49歳)男性でドラマを視聴しているのは、たったの9.1%。上司相手に「倍返しだ!」と言い放つ半沢に自らを投影し、多くのサラリーマンが留飲を下げているのかと思いきや、「50歳以上の男性」(24.8%)の数字を足しても、実際は全体の3割程度なのだ。

 最も支持率が高かったのは「50歳以上の女性」(31.8%)で、「35~49歳の女性」(14.9%)と合わせると半数近くに。「半沢――」を見て本当にスカッとしているのは「オンナ」ということになる。

 在京キー局関係者が言う。

「そもそもゴールデン帯のドラマはF2やF3といわれる35歳以上、50歳以上の女性視聴者がメーン。なのである程度、“女性票”が多いのは予測できますが、『半沢直樹』は企業内部を描いたサラリーマンドラマ。それでも主婦やOLたちの関心が薄れなかった。企業社会にどっぷりつかった男性サラリーマンは、上司に仕返しなんてムリだと分かっている。むしろ、社内政治と縁がない女性の方が主人公に感情移入できるのかもしれません」

 企業事情や女性心理に詳しい作家の佐藤留美氏もこう言う。
「アベノミクスの恩恵を受けているのはごく一部。閉塞感にうっぷんがたまっているのは、特定のサラリーマンに限った話ではありません。いざという時に“倍返しだ!”とたんかを切れるのは、企業に対しロイヤルティーを感じていない女性社員や主婦。会社にしがみついている半沢と同じバブル世代にもできない芸当でしょうね」


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